行政書士試験の難易度は?合格率の状況など

行政書士試験の難易度ってどんなもんなんでしょうか?

この記事では、行政書士の合格率と、試験の難易度について書いていきたいと思います。

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行政書士試験の合格率の推移は?

行政書士試験のここ10年の合格率の推移は、下記の表のようになっています。

年度
申込者数
受験者数
合格者数
合格率
平成17年度
89,276
74,762
1,961
2.62%
平成18年度
88,163
70,713
3,385
4.79%
平成19年度
81,710
65,157
5,631
8.64%
平成20年度
79,590
63,907
4,133
6.47%
平成21年度
83,819
67,348
6,095
9.05%
平成22年度
88,651
70,586
4,662
6.60%
平成23年度
83,543
66,297
5,337
8.05%
平成24年度

75,817

59,948

5,508
9.19%
平成25年度
70,896
55,436
5,597
10.10%
平成26年度
62,172
48,869
4,043
8.27%

行政書士試験研究センターHPより(http://gyosei-shiken.or.jp/bunseki/bunseki_suii.html)

平成17年度の2.62%は特別として、おおむね8~9%くらいの合格率ですね。

ということは、10人受けて、1名受かるか受からないかというレベルです。
データから見て、それなりに難易度が高い試験であると言っていいでしょう。

また、昨年の平成26年度試験の合格発表が、この前1月26日にありましたが、通常180点が合格点のところ、166点以上が合格と、点数調整がなされました。
試験問題自体も難易度が上がっている証左でしょう。

なぜ難易度が上がっているのか?

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カバチタレと法科大学院の影響

行政書士が活躍するカバチタレというマンガとそれを原作としたドラマを、数年前にやっていましたが、その辺りから、若い人に行政書士が認知され、人気が高まったという点があります。

さらに、司法制度改革によって、法科大学院ができ、法科大学院生が、行政書士試験を択一模擬試験の練習に受けているという実情があります。

行政書士試験の合格率は、ここ最近東京都と京都府で高い傾向が見られるのですが、これは、東京には東大法科大学院、京都には京大法科大学院を始めとして、首都圏、関西圏の有力法科大学院が集まっているエリアであり、その有力法科大学院の学生が、行政書士試験を受験しているからだと言われています。

彼らが参入してくることによって、実質的な合格率が数ポイント下げられているという話もあります。
そして、彼らの影響で、試験問題も相対的に難化していると言われています。

法科大学院生はなぜ有利なのか

法科大学院では、行政書士試験の法令科目である、憲法、行政法、民法、商法をまんべんなく学習し、判例をベースにした問題演習をすることが求められています。
一方、行政書士試験で問われる問題は、法令の条文と主要な判例の知識をベースに、その基礎および応用力を問うものです。

したがって、行政書士試験で問われる問題は、法科大学院生にとっては、知識の確認にちょうどいい素材なんです。
そして、数年後には司法試験を受験する、というモチベーションがありますから、優秀な人は軽く200点台をとって合格していきます。

そのため、最近の行政書士試験の専業受験生は、彼らの優秀層との競争を余儀なくされるという状況にあります。

どうすればいいの?

上にも書いた通り、平成26年度は、問題の難易度が上がりすぎたのか、166点合格という補正措置が取られました。

試験研究センターとしては、だいたい合格率を9~10%ギリギリで維持したい、という意図が透けて見えてきます。

この166点という点数は、例年であれば180点に相当する、と考えられたのでしょう。

ということは、結局本番で180点台が確実に取れるよう、普段の学習と模擬試験などの活用をしていけばいいということになります。
もし難易度が大幅に上がったとしても、補正措置が取られれば、合格の可能性は上がります。

相対的な難易度にとらわれず、今までどおり根気よく勉強を進めていきましょう。

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