どんな分野で行政書士は活躍できるのか?

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行政書士っていったいどんな資格?なるにはどうしたらいいか?
「行政書士」って一言で言うけれど、どんな資格なんでしょうか? 聞いたことはあるけれど、いまいちよく知らない、という人も多いと思います。 ...

この記事でも少し触れたように、行政書士の業務分野はかなり膨大です。

そのため、多くの行政書士は、自分なりの専門分野を持って、その仕事をしています。

ここでは、行政書士がどんな分野で活躍しているのか、行政書士の専門分野について考えてみたいと思います。

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行政書士が活躍できる分野とは?

よく予備校の資料なんかでは、数1,000から10,000種類くらいの許認可の仕事がありうる、等と書かれていることがあります。
これは事実ではあるんですが、仕事になるかどうか、という視点で見ると必ずしも真実ではありません。

需要が大きい分野は限られている

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実は、行政書士の業務の分野で、需要が大きいものは限られています。
また、それぞれに、新規参入がしやすいかどうか、という傾向もあります。

需要が大きいとされているのは、一般に

  1. 建設業関連業務
  2. 風俗営業関連業務
  3. 入管外国人関連業務
  4. 運輸業関連業務
  5. 相続遺言関連業務
  6. 法人設立業務

といった分野でしょう。

建設業の許認可

建設業許認可は、行政書士のいわば花型業務です。ここから宅建業の許認可とか、派生業務が発生するので、この分野をやっている人は多いです。
しかし、その分、ベテランの先生も多く、競争が激しい分野でもあります。
また、建設業自体はマーケットが縮んでいることもあるため、その分新規参入が厳しくなっているとは言えるでしょう。
(まったく無理かと言われれば、そんなことはありません。新規参入して専門特化している先生もいます。)

風俗営業

風俗営業関連業務は、飲食業から特殊風俗店までの許認可を含み、仕事の数も多いです。
飲食店は、全国30兆円マーケットですが、もともと個人や零細企業が多いため、新しく参入してくる個人や企業が多いんですね。

入管外国人

入管帰化関連業務は、行政書士でも主要業務とされる入管業務で、外国人のビザ手続きから帰化手続、日本企業の外国人雇用のアドバイス、外国人の起業サポートなどにもつながりやすい業務です。
英語や中国語などが得意な人は、この分野は有利でしょう。

運送業許認可

運送業関連業務は、運輸業・運送業の許認可に関わる仕事です。(貨物運送やバス、タクシーなど)
この分野もマーケットは大きいです。ただし、昔からベテランの先生が顧問についていたりするなど、なかなか新規参入するには難しい分野かも知れません。

相続・遺言

相続・遺言関連業務は、遺言書作成や、遺言執行者業務などに関する業務です。
この分野は、他士業(弁護士や司法書士、税理士)などともバッティングする業務ですが、争い事になる前の書面作成業務は、価格面から言って行政書士の強い分野だと思います。
さらに、信託法が改正されたことで、遺言代用信託や、後継ぎ遺贈型受益者連続信託など、民事信託の分野が注目されているため、伸びる可能性が大きい分野でもあります。

法人設立

会社設立だけではなく、NPO法人や一般社団法人の設立業務もあります。また法人の目的によって有利な団体が違うため、そのアドバイスが求められることもあります。
さらに、創業融資支援業務や財務コンサルティングで差別化を図っている方もいます。

専門分野の絞り込みが重要

何でもやりますは、何もできない、ということになりかねません。

一つの分野を集中的に取り扱うことで、その分野のスペシャリストになれるという有利な面もあります。
また、ある分野で専門性が高くなれば、それに関連した業務も取り込めるようになります。

自分の得意分野や、前職の知識などに引きつけて、専門分野を確立していくことが重要でしょう。

とはいえ、法律の改定・廃止は今後も発生するため、3~4つの分野を専門にしていくようなリスクヘッジも大切です。

新しい分野の開拓は?

上記の分野だけではなく、新しい分野に挑戦している行政書士もたくさんいます。

例えば、後遺障害等級認定のサポートなどの交通事故関連業務
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産業廃棄物処理業の許認可業務
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医療や介護などの福祉関連業務
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などなど、他士業との業際問題もありつつ、新しい分野で積極的に活躍している人も大勢います。

行政書士の特徴を活かせる仕事はまだ多いのではないでしょうか。

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